フリーのVSTでギターって かなり少ないですが、アコギと言えばコレ。
リアルで質感も良い。
「Ample-Guitar-M-Lite2」指弾きアコギ音源
※製品の機能制限フリー版ですので、元は有料。
windows(32/64bit)とMac 両方に対応。フォーマットはVSTとAUとAAX RTAS。
さすがに製品として出てるもののフリー版ですので、動作、リアルさ、音質、全て安心できる感じ。いまのところ不都合を感じてません。
活用場面
- フォーク
- バラード
等
ジャカジャカと かき鳴らすには向かない印象。指弾き制限ゆえ音が柔らかく「ボンボン」系の音。アコギの強さは出せませんね。
指の腹感。(あくまで何となくですけど爪で弾いてるふうには聞こえないので)
そういう意味で この音源はストロークの音圧感で おす使い方より、アルペジオ等でメロディアスに演奏させるのが向いてるかなと。
キースイッチについて
- C0…Sustain(いわゆる通常モード)
- D0…Palm Mute
- C#6…Strum(ストローク)モードのオンオフ※
※ベロシティスイッチによる切り替え(64以上オン、63以下オフ)
他、便利な機能
Strumモード時の鍵盤にはコード弾きと自動コード演奏キー等々ありますが、1~6弦までの単音弾きが出来るキーもあります。
それからD6とE6は、直前に鳴らした音を鳴らせるようです。使いどころは不明。
メリットとデメリットについて
メリット
- キンキン(※)しない
- アコギらしい豊かな響き
※弦張り替えたてのシャリシャリした感じではない。
デメリット(制限分は除く)
- ヘルプがあるものの日本語ではない
- ストローク機能は気休め
- ダブリングが微妙
ストロークは便利なようで少々イマイチかなと。指弾き(Finger)制限なため音が柔らかく仕方なくはあるんですが、それ以前に揃い過ぎてる印象。
Humanization等で設定しようと不自然さが消えない。打ち込む方がリアルかと。
ダブリングも「位相が変なのでは?」と個人的に感じるのですが どうでしょう?AGMLに限らず どこのギター音源のダブリングも。
ギター打ち込みの記事
(準備中)
「位相って何?」ってときの記事
※導入の際に「音が鳴らない?」
だいたい考えられるとしたら以下のパターン。
- AGML内の設定のInstrument Pathでライブラリが指定されてない
インストーラーの手順通りにインストールすれば下の方は問題ないかもしれませんが、確認はしておきたいところ。
AGMLのSettingにて、Instrument Path、「AGML Library」フォルダが指定されているかを確認します。音が鳴らないときは ここに何もないはず。
無いときは、音源をインストールしたフォルダから該当のフォルダを指定。
これで鳴らせるようになります。
以上。
質感の生々しさが本物っぽくて魅力的。
個人的に嬉しかったのはシャリシャリしてないところ。弦張り替えたてのギターってキラキラというかキャンキャンな感じで、ちょっと騒がしいんですボクには。
それが無いので落ち着いた、馴染んだアコギという印象。
聞き心地よく耳に優しくて好き。フルバージョンを購入するのも全然ありかと。
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