どんな内容?
こんな具合で進めていきます。
- 64bit対応
- windows向け/mac用(AU)もチラホラ
- 生楽器系
- 周波数帯域特徴タイプ
帯域特徴についての関連記事
作編曲のコツ記事より「帯域特性…影響 干渉力という属性」
ちなみに。
<Pro toolsに使われる規格>
- RTAS(Real Time Audio Suite)…古い方らしい
- AAX(Avid Audio eXtension)…2011年頃からの新しい方らしい
-Contents-
フリーVST(音源)
だいたい質が高いのは製品の無料公開版のプラグイン。あるいは元々有料だったのがフリーになったか。そんな具合ですね。 その時点であまり数は多くないのですが、さらにそれ以外でも全く劣らないクオリティのものを揃えたつもりです。 ただオーケストラは ともかくポップス系に向いてるブラス等は見かけないですね。かなりバンド用的に絞り込んだ内容になってるかと。以下より。ギター
周波数特徴タイプ
エレキのフリーVSTは あまり見つからず、なんだかんだでアコギ分だけになっておりますが、それも実際に良かったと思えたのは1つのみ。
VST内では貴重ですね。有料になると一気に増えるんですが。
- 中低域くらい
Ample Guitar M Lite 2
AUやRTAS、AAXにも対応。スタンドアローンとしても。 指弾き系のフリー制限版。 ピック弾きのジャキジャキした感じではなく、フォークな感じ。フリーでは数少ないストローク対応音源ではあるものの、むしろアルペジオ向きな質感。 機能制限ゆえ奏法も少なく、使えるフレットは4フレットまでゆえ、使用コードが限られる。(ただしキーボードモードでは それ以上のコードも可)
優しいポップス系の曲あたりに良いかなと。
ピアノ、キーボード
特徴帯域
- 中域あたり
Addictive Keys
音域制限により高域は使えないので、フリー版のまま利用するなら裏方バッキングな感じかなと。中域くらいの音域で。 ソロ用には出来ないかも。Salamander Piano
フリーで音域制限等のないピアノVSTの中では最もクオリティが高いと感じる音源。 “ピアノを聞くための音源” 感。 容量もすげーですが、少なくともDAW標準音源に比べれば聞き心地は良いかと。 表示までが遅いのが最大の欠点。うちでは7秒くらいかかることも。 AUにも対応。4Front E-Piano
DX7でしたっけ?そういうキラキラしたピアノの音。 デモが美しくて、お気に入りの音源。プリセットと音源側の設定は不可。 対応はVSTのみ。ATMOS
怖い系のピアノ音源かと。 重みのあるホラーな低い音の感じがします。ベース
特徴帯域
※音域が変わるとか電子系とかにはキックより下にくるものも有。
- 低域(基本はキックより若干上くらい※)
Ample Bass P Lite 2
(対応規格は上記AmpleGuitarML2と同じ) 奏法は ほぼ無し。 モノラルのベースと言えど、だいたいの音源のベース(※)って結構ふくらんで包んでくるようなイメージがあるのですが、この音源はホントに真ん中のみ。 プレジションベースと呼ばれる種類のベースらしいのですが、この濃い音、強さが特徴の様子。ロックなどに向いてる感じ。
※ジャズベース。滑らかで柔らかさを併せ持つような音で、個人的なイメージとしてはプレジションと反対な音。ジャズべは溶けるような音。
ドラム
特徴帯域
おおまかにはこんな感じ。
- シンバル類…高域近く
- キック…最も低域が主(中には もう少し軽い音のものも)
- スネア…中低域タム…それぞれ たいてい低域~中域
MT-PowerDrumKit
AU対応。ロックやポップスに向いてるとされる。プリセット無し。元有料。MIDIパターンが用意されていて、それらを使用して曲を作ることも可。 キックの音が好きです。引き締まった「ドヨン」としてないキレの良い音。 皮モノが優秀。Sean Pandy Drums Multi
メタルとかハードロックとかに向いてるとされる強い音。 金モノ類がなく皮モノのみのシンプルな構成な点だけ注意。パーカッション
特徴帯域
※とはいえ あまり使い続けてるものはなく、以下のモノのみ。
- 皮モノ(大型)…低域よりに
- 皮モノ(小型)…中域よりに
- 金モノ…高域、中高域
- 木製…中域付近(高域までには寄らない印象)
Clap Machine
皮モノでも金モノでも木製でもありませんが、拍手系は ある意味 皮モノ? パチパチというよりは「ポォァチ ポォァチ」な音。手のひらに空間を感じる肌感。 平たいというよりは立体感がある的な。 プラグインはAUまで対応。総合音源
単体音源と違い、絞り込み 追求したような音や機能ではなく、バリエーション重視な感じなのが総合音源の特徴。 中には音源の追加が可能なものもあり。sforzand
総合音源の括りにするのは違うかもしれませんが追加していくと実質 総合音源。 (無理やり)
間違いなくオススメ
Unreal Instruments
ギター(エレキ、Slapにはアコギも含まれる)やベース等。
Kontakt
フリーバージョンのKontaktだと時間制限のつくフリーライブラリ。 あまりメリットを感じないかもしれないので ここではKomplete良いねくらいに。
(Kontaktフル版を買わないことにはフリーライブラリとかはピンと来ない印象)
ちなみにライブラリは誰でも自作可能。
ライブラリ自作について 参考記事
KONTAKTでオリジナルの音源を作る | DAW LESSON
Independence Free
生楽器揃いですね。アコギはナイロン系なのかなと思いますが正直分からず…。 パーカッションやオルガン(パイプ)等 人気かと。 ちなみにデフォルトのピアノ音色はプリセットに無いのでDAW側でプリセット保存しておくことをオススメします。その他。フリーDAWの音源。
この記事でも触れました「BandLab」DTM初心者に優しいフリーDAWソフトとは!
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内容
ドラムやベースは特に助かるかなぁという印象。良い感じです。
- ベース…Sl-Bass Guitar
- キーボード…Sl-Electric Piano
- ドラム…Sl-Drum Kit
- ストリングス…Sl-Strings Section
導入の前に。
ダウンロードに関する注意。 公式サイトだとか、有名なサイト、あるいは有名な人(ブログ、本等々)が紹介しているプラグインなら基本 安心。特にウイルスなどの心配は無いかと。 それでも中には妙な広告がポップアップするとこもありますので要注意。(それらの場合は消せば済むのが主なので上記の信用の元であれば やはり問題なし)導入時の問題について。「音が鳴らない」など。
いざダウンロードした場合。 たいていはVSTフォルダにdllファイルを入れれば使用できますが、中には「cannot find any instrument.」みたいなエラーが出ることも。 音源音色データのファイルを読み込ませることが解決します。2パターン。- 音源にオプションがある場合…設定で音色データフォルダを指定
- ない場合…元々のフォルダパックそのままをVSTフォルダに
※余談。生楽器音源 打ち込みの前提。
その打ち込む楽器の演奏方法を理解していないと自然なプレイにならないという点。 “生演奏風を目指す場合” は、実際の楽器の演奏の仕組み等を学んでいく必要があるかと。(演奏自体は音楽講師さんのYouTubeチャンネル等から知れる)
主に知っておきたい演奏楽器のポイント
目指さない場合は、演奏感については好きなようにしてオーケー。
- 音域
- ドレミの鳴らし方(※)
- 奏法と仕組み
※たとえばギターの場合、ミラレソシミは開放弦になる。
5フレット目や4フレット目に次の弦の開放と同音があるものの、ピッチの揺れ方等に細かい差が生まれるのがポイント。
ドレミ…から そこを捉えることが出来れば、無理な音の流れや可能な繋がり方等の仕組みが見えてくる。
以上。
製品クオリティのフリー音源が案外あって嬉しいところかと。 シンセサイザー系は無茶苦茶多いんですが生楽器系って多くないんですよね。 中でもパーカッションやストリングス、特にブラスは とにかく少ない印象。(あってもオーケストラ用とか音質が微妙だったり) バンド系をやる分には嬉しい揃い方かと。 それでは。関連させておく記事
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