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作編曲(アレンジ)のコツが掴めずウダウダしちゃうDTMerに思考整理のテクニックを。

編曲が上手くいかないときに思い出したいこと。

楽曲制作は壁が多く、なかなか思い通りにいきません。調子が良いときはどこまでも早いのですが、やり直しの繰り返しの末、結局 諦めることも多かったりするかと思います。

ボクの経験に過ぎませんが、それらの悩みは主に思考の闇が原因。「アレはどうするのかなぁ、コレはどうの…」みたいな不安や疑問、迷いなどが解決できず、結局浮かんでたアイディアさえも雲がその形を変えていくように 時には掻き消えてしまうわけです。

解決策になるかは分かりませんが、ヒントやきっかけになれればと思いまして、それらを終わらせるために本記事を書くことにしました。悩みから解放されて制作上手になりましょう。というかボクがなりたい。←

まずは思考を楽にすることから。

いらない不安が足かせになって上手くいかない的なことも多々あるのではないでしょうか?実際ボクもスゴく悩んだので、一度ここいらで思考を楽にしておきましょう。

手順を踏んで能力を開花させていくためだったり、不安に押しつぶされて「好きだったのに嫌になる…」ということも避けられたり、いろいろ役に立つはずっ。悩みの元になってる一切を払っておけば、この先も気楽に取り組んでいけるようになることでしょう。

1.技術が曲を作るのか。

「技術なくして制作は有り得ない」と考えるのは ちょいと早過ぎって話。技術は素材の1つで、より重要な “テーマ” によってその存在を支えられてるとボクは思います。ギターで言うなら「早弾きのための曲なのか、曲のための早弾きなのか」みたいな。

絵で言うとデフォルメやドット、時には幼い子どもの落書きなど、「それが何か分かるレベルの作品」というのが良い例ですね。技術を駆使して正確に描写せずとも 内容が伝わるそれらはまさに「表現」をしていると思います。

「伝える」という その一点を満たせれば それは表現作品となるわけですね。感動とは共感の類によって起きるものだとも感じます。もっと言うと納得でしょうか?説得力?それに必要な情報さえ満たしていれば、案外 成り立つということですね。

2.オリジナリティについて。

コップを描こうってときに飛行機描いて「新しい!オリジナリティ!」と言えるのか みたいな。仮にコップ以外の物を描くなら…凡なボクの発想に過ぎませんが、食べ物と濡れたコースターを描くとかどうでしょう?コップが その場にあることを想像させます。

テーマに沿って そこからどうやって そこに向かわせていくかという表現法、伝え方の差を楽しむのがアートなのだとしたら、ここで言うオリジナリティとは まさに「目の付け所」ということになるかと。音楽でも同じ。上手い下手よりも もっと大事な基礎。

わざわざオリジナリティを出そうと頭で捻る必要もないと思います。自分というフィルターを通して理論を覚え出力するのですから個性だのなんだのを考える必要が そもそもない。気分、楽になりますよね?ようは表現に集中すれば良いだけ。

3.センスの正体。

オリジナリティと似たような話になりますが、積み重なった知識や経験などが「なら こうとも言えるんじゃない?」みたいな発想を生むもの。センスだの才能だのは勘の鋭さの差か、勉強(厳密には経験)量の差か、その両方かに過ぎないとボクは考えます。

ボクも「結局は才能か…」だの「コネか…」とか考えたことありますが冷静に考えればどんな天才も「何も知らない物事を得意なことかのようにこなせるか」って言われたら無理って答えるでしょう。少なくとも「要領を掴む時間が欲しい」と言うはず。

神がかった存在に見える人も自分たちと違う世界を見てるだけで同じ人間。学び、物を知り、こなしていけば、センスだの何だのの能力は後から付いてくるでしょう。気にしすぎる必要なんてないんですね。

作れない理由は単に「知らないだけ」だから安心!

俺にはー!!私にはー!!才能がないんだぁー!!!!なんて思うことないってわけです。だって知らないだけですから。それなら才能とか関係ないですもん。知りゃいい!「知らないだけ」って考えたら もうなんも怖くない。

よく言う「教則本の模倣」等をやってったりして引き出しを増やすとか、とにかく実感を得る経験という学びをひたすらやるのみです。逆に言えば、それだけで良い的なシンプルさ。「初心に帰る」とは これまさにですね。表現の基本に帰るわけです。

神に愛された…だの そんなんないです。同じ人間ですもんね。「そこまでやりこめねぇわぁ…」みたいなのが真実かと。何でも受け入れられるほどの圧倒的な「好き」であれば わりとみんなやってるはずです。たとえばゲームとか好きなマンガの知識とか。

表現とは「語彙力」みたいなもの。

「伝えたい内容をいかにして伝えるか」ですね。分かりやすい例では「I Love Youの訳し方」が有名かと。語彙力って言いますか、まさに表現ですね。プロポーズもまた様々な「結婚してください」が言えますよね。君とコーヒーを飲む日々を過ごしたい的な。

「遠まわしだ」とかで あまり詩的表現は好かれない面もあるかとは思いますが、そういう話ではなく、上記の「オリジナリティ」を思い出していただければと思います。個々の視点や捉え方等で変わる「伝え方の差」が「言葉の使い方」みたいな。

様々な音色や理論、その他技術…自身の その時点で持てるもの全てを駆使して、自分に出来る “言葉選び” で表現をしていきます。

効率よくやっていく術。テンプレートを用意。

DTMではテンプレートが便利ですね。作業効率化に必ずと言って良いほど利用されます。主に よく使う音源やエフェクター、各設定がテンプレートとして保存される感じですね。

ボクはよく使う楽器構成のテンプレの他、ジャンル別の編成テンプレも情報を得次第 用意するようにしております。かなり便利です。

テンプレートは「音源類の用意」だけに留まらず!

ボクの場合だと、リズムデータ(たとえばドラム)のテンプレ、打ち込みギターストロークMIDIテンプレ、先にも関連記事で触れた音色イメージデータなどをまとめあげ、楽曲制作の段階をメモにした制作テンプレートなどなど用意してあります。

ひとつの思いつきから波として広げていくように作品を完成へと導くための計画メモは ものすごく便利なのでオススメ。自分の脳だけで思考しきれないものを別の媒体に移すことで いろいろ救われるかと。

演奏における「型」と「装飾」

たとえばバンドで。ギターがコードをジャンジャカと かき鳴らしてドラムが延々とビートを刻み、ベースがルートを弾いてるとします。他に “面白み” はありませんが、おそらくだいたいの人はコレだけ聴いても音楽と解釈できるでしょう。コレが

ようは それだけで曲として成り立つ部分のこと。木にたとえるなら、楽曲における幹…ドンッと構えた真ん中ではないでしょうか。ギター弾き語りなどとも繋がる部分ありますね。シンプルに ただただジャカジャカ…もはや弾き流しだけでも成り立つわけです。

対して、そこに表現として加えるオブリガードや裏メロなどが装飾になります。ちなみに この型とか装飾の言い回しは、ボクが分かりやすいように勝手に言ってるだけ。あくまで参考程度の お話として。

※型と装飾について もう ちょこっとだけ。

  • 一定したパターン。主にリズム(例.8ビート)なども この一種。
  • 曲の中心。

装飾

  • 型で行われる一定のパターンの流れを崩す、変化を付けるもの。

フィルやオブリなどなど いろいろ言えますね。

「型を用意してから装飾を加えていく」と悩まない。

シンプル構成の型だけ先に作ってしまって、だいたい曲が形になってきたころに装飾を加えてく みたいな段階を踏んで作るようにしていくと、制作が はかどるのではないかと思います。

先にも触れた技術等、楽曲制作には何なりと壁が立ちはだかります。それが単に音源の立ち上げなどの機械的作業に過ぎないものであればテンプレで解決なのですが、どうも奏法等の表現に関わる分野となると話は別でして。

悩むのにかける時間をいったん後回しにするためにも、型の活用は応用が効いて良いかと思います。てっとり早く曲を作り切る策があると0~1の段階は乗り越えたも同然なので、あとは1として生まれた作品を調整する作業です。完成は目の前ですね。

終わりに。作り続けるために。

はじめのうちは漠然とした混沌という広さに戸惑うしかない制作の自由さ。人は そういった解放の元にいると不思議なことに、わざわざ囲いを作って 自らをその柵という条件の中に置き、それから やっと ふるまいはじめるものかと思います。

おそらく対象なくして自由は成り立たないということなのかもしれません。表現もまた同じ。何かがあって、もう一方の何かが成り立つわけですね。浮き彫りにしていくかのように音感覚で描写する芸術が音楽ということなのでしょう。

今回の記事を書いていく上で、表現と整理すること、音楽という芸術というものの一面を、若造なりに ちょっとだけ知れたのではないかと思ってたり。いやぁまだまだでしょうかね?こんな記事ですが、わずかでもヒントやきっかけになれたら嬉しいですっ。

それではっ。良い制作ライフを!